【桐生】モリムラ
日本のなかで有名な観光地といえば京都、東京、広島、奈良、などなど
様々にありますがどの街にも観光地としての側面とともに
そこに暮らす人にとっては日常の街という顔があります。
ここ桐生は両毛線や上毛鉄道を使わなければ
少々行きづらい場所にあります。
それでも毎年多くの観光客がこの街を訪れます。
そうしてでも触れたいと思わせる魅力があるのでしょう。
そもそも桐生が観光地としての形をなし始めたのは
明治の終わりごろでした。
絹織物業の興隆に呼応するかのように
桐生の人口は年を追うごとに増えていっていました。
市街地は拡大し大きな街が形成されました。
当時、絹織物業という特殊な手工業を扱う土地は関東でも少なかったため
街道で直結した八王子や川越などの街へ製品が輸送されていきました。
元々は製品を運ぶために整備された道でしたが、
同時に観光客が通るための道として利用されはじめるようになったのです。
豊かな自然と閑静な土地を求めた人々にとって
桐生は最適な観光地となったのです。
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