【室蘭】ランプ城



室蘭はかつて北海道で一番栄えていた街でした。
現代を生きる我々が「北海道の中心地といえば?」と聞かれれば
ほぼ間違いなく「札幌」と答えるでしょう。
それは正解です。しかし長い道史の中では「室蘭」と誰もが口を揃えて答えた時代もあったのです。


近代の室蘭を語るにあたり製鉄産業は欠かすことができません。

室蘭に日本製鋼所が造られたのは明治時代のこと。
その二年後に新日本製鐵の「室蘭製鐵所」が造られ室蘭は一気に「鉄の街」として繁栄しました。
この室蘭製鐵所では自動車のエンジンや駆動系の部品を製作してきました。

室蘭の鉄産業にとって日本のモータリゼーションの興隆とが追い風となったことは言うまでもありません。
昭和56年には室蘭に丸井今井、長崎屋、ファミリーデパート桐屋が同日に開店するなど
室蘭の経済は成熟の一途をたどっていました。


そして1980年代に、造船や鉄鋼業などがピークに至ります。
室蘭市の人口は1970年頃には17万人に達せんとしましたが現在は10万人を切る位になっています。

現在は静かな港町として地域の人々の生活が根付いています。











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