【日光】アラジン
日光街道のそばにあるこちらのアラジンさん。
現在、徒歩で参詣する人は少ないので街道沿いは比較的静かです。
日光へはJR東日本、東武鉄道どちらを使ってもいけますが
後者の方が電車の本数、駅の立地などの点で優位にあるようです。
JR日光はどちらかというと地元の方が使う位置づけにあり
観光客はもっぱら東武日光を使います。
これは両駅の利用者数から見ても明らかです。
東武日光駅:3179人/日
JR日光駅:896人/日
※ともに2010年
「東武」というだけあってやはり東関東では東武鉄道に利があるようです。
埼玉県の川越でも似た現象が見られます。
JR「川越駅」は住民の方の買い物街としての役割を果たしている一方、
西武線の「本川越駅」は観光用に開かれています。
観光地となっているいわゆる「小江戸 川越」は
JR川越駅よりも本川越駅にほど近い連雀町のあたりなので
観光客の利用はもっぱら本川越に集中しています。
また江戸の日本橋を起点として江戸幕府がひらいた五街道のうち
最も高低差がある(道の上り下りが激しい)のが日光街道です。
奇特な方を除けば険しい道よりも緩やかな道を歩きたいのが人情ですから
五街道の中で戦後モータリゼーションのあおりを最も受けたのは日光街道かもしれません。
自動車利用者が増え、街道を歩く人の姿が減っている現代。
目的地の少し手前から歩いて散策してみるというのはいかがでしょうか。
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