【船橋】サウサリート珈琲店

旧街道沿いにはいい喫茶店がある、という法則があります。
ここ船橋も例に漏れず良い喫茶店があります。



さて気になる「船橋」の地名の由来ですが
こちらのサウサリートさんからまっすぐ東にあるくと
「海老川」という川が流れています。
現在は川幅5メートルくらいで水深30cmほどの小川です。

実はこの川が「船橋」の由来になっています。



太古の昔、大和朝廷の東国への勢力拡大をねらった
日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの川の向こうにいる敵をやっつけようとしていました。

敵を攻撃するには川を渡らなくてはなりません。
しかし当時の海老川はわたるには大きすぎた(と推察されます)。


そこで日本武尊はどうしたか。






近くにあった船をたくさん集めて、縦に並べて橋のようにつなげたそうです。
橋を渡り敵を撃破した日本武尊はこの地を「船橋」と名付けました。





・・・という巷説が伝わっていますが真偽のほどは定かではありません。


この船橋から夏見台の台地にまでの一帯は鎌倉期までは淵海地だったので、
海岸線は現在とはだいぶ異なっていたようです。


小規模な港としての機能もあったので、「船でできた橋」あるいは
「船のような可動式の橋」があったとしても不思議はありません。

地名の由来を神話時代に求めるのは古すぎる気がしますが
鎌倉期くらいにの起源というのは十分に現実的なのではないでしょうか。









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