【京成津田沼】ガロ

【ガロ特集 -#002-】


津田沼駅―――――――。
津田沼、新津田沼京成津田沼の3駅は名前が似ているため
混同されがちですがそれぞれだいぶ異なります。

まず「津田沼」です。
昔ながらの商店街が軒を連ねる南口と
前世紀の再開発めまぐるしい北口の対比が鮮明です。
地形の面からいうとJR津田沼駅は台地上に位置しているため
南口に進んでも北口に進んでも下り坂になります。

さて次は「新津田沼」です。
といっても距離的には津田沼駅からさほど離れていません。
300〜500m程度の距離でちょっと歩けばすぐ付きます。
建物の中を歩くこともできるため雨にぬれずに行けます。
津田沼はイオンとヨーカドーに挟まれて買い物地帯となっています。
津田沼との最大の違いは
【JRか京成か】という点だけでしょう。

そして最後に「京成津田沼」です。
津田沼」「新津田沼」がかなり近接しているのに対して
京成津田沼」は少し離れたところにあります。
津田沼駅に比べてかなり静かな地帯です。

津田沼」の南口から徒歩で10分ほど、歩いていると
(なぜこんなところに駅を造ったのだろう?)
と思わないでもないですが、実はこの駅ができた当時はこのあたりが津田沼の中心だったのです。
開業は1921年(大正10年)、総理大臣の原敬が東京駅で暗殺された年です。

その頃現在の「津田沼駅新津田沼駅」周辺は帝国陸軍の軍用地、演習場などで
一般の人々からは縁遠い場所でした。

一般市民は「京成津田沼駅」を中心とした市街地に暮らしていました。
駅前の14号線は生活の基盤となる街道として賑わっていたそうです。



戦争が終わると軍用地は払い下げられて「津田沼駅」周辺では
目覚ましい開発が行われました。

そのうち繁華街が北へと移っていき「京成津田沼」は落ち着いた街へとなっていきました。

同じ京成電鉄の中でも駅としての賑わいは「新津田沼」に譲るものの
京成と新京成をつなぐターミナル駅として今でも重要な役割を果たしています。




※ガロさんの斜め向かいにあるパン屋さんもすごく良いお店です。
おすすめです。

















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