【向ヶ丘遊園】ガロ

【ガロ特集 -#001-】



向ヶ丘遊園にあるジャズ喫茶の名店「ガロ」さんです。

駅の南口にある繁華街を抜けて府中街道をくぐり抜け
山下川沿いの道に出ればガロはすぐ目の前です。


店内の光源は照度を抑えておりJBLのスピーカーから流れる名曲に
静かに浸ることができます。

大勢で訪れて談義するタイプのお店ではありません。

駅名の由来ともなった「向ヶ丘遊園」は昭和初期から2002年まで営業していました。
おだやかな傾斜で知られる多摩丘陵のすそ野に広がる生田緑地を使って造られたこの遊園地は
多摩地域に住む子どもたちに大人気の遊び場でした。

小田急の駅から少し離れていたため
途中、昭和40年代には駅と遊園をつなぐモノレールが造られました。
ゆりかもめ多摩モノレールなどなかった時代ですから
意外と遊園に行く子どもたちにとってはこのモノレールもアトラクションの一つでした。
(往復で160円でしたのでお父さんお母さんがたにも優しい料金設定でした)


遊園地の閉園と同時にモノレールの営業も終了しましたが
それから約3年間のあいだ 線路を支える橋脚や駅などはそのまま放置されており
さながら空中廃駅の様相を呈しており何とも趣深いものがありました。

現在は跡形もなく撤去されている・・・と思いきや
橋脚の跡形が残っており、廃線・廃駅マニアたちの聖地となっています。
現在確認できる橋脚の跡は・・・

・南口駅前の駐輪場(ここの空中がモノレールの駅でした)の真ん中へん
ダイエーの正面入り口

・・などなどです。他にも府中街道駅前通りが合流する場所には
ちょっとした遺構があり見ものです。



現在、遊園地の一部は「生田ばら苑」(1年に秋と春にのみ開場)になり
一部は今年出来たばかりの「藤子・F・不二雄ミュージアム」(通称:ドラえもんミュージアム)になっています。




ドラえもんミュージアムの開設にともない
小田急の駅名のが変わることも一部でささやかれています。

元々「向ヶ丘遊園駅」は「稲田登戸駅」という名前でしたので
駅名変更にはそこまで抵抗はないはずです。

次の駅名は「すすきが原駅」(のび太の住む町名)でしょうか・・・
「22世紀駅」でしょうか・・・











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