【渋谷】スカーレット


有名な話ですが、東京が誇る繁華街・渋谷は谷底にできた町です。


谷の中心はJRの渋谷駅。
スクランブル交差点の谷底は東を宮益坂、西を道玄坂にはさまれています。
今のセンター街の住所にもなっている「宇田川」という川が流れており
渋谷駅を少し恵比寿よりに行くと宇田川は地上に姿を現します。


こちらのスカーレットさんは道玄坂上にある喫茶店です。
店内の椅子や机、さらには灰皿も赤(緋色)で統一されており
高貴な雰囲気が漂っています。
場所柄かお客さんがひっきりなしに訪れる景気のいい店です。
皆さんこちらで一息ついて元気よく店を出ていく姿が見られます。
スカーレットさんで力を充電して元気よく出かけていくのです。



そういえばスカーレット(赤)は「生命の色」と言われています。
「あか」の語源は「明るし」という言葉で、
日が昇り地上が照らされていく様子から
物事の始まり、力強さ、めでたいもの、という意味があります。


冠婚葬祭や学校の入学式・卒業式で体育館に赤と白の垂れ幕を張るのもこのことに由来します。
年末のNHK紅白歌合戦も、めでたい赤とはじまりの白という意味で
紅白になったそうです。
(そういえば縁起かつぎのダルマも赤いですね)

今日もスカーレットさんが渋谷ではたらく人々の活力でありますように。










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