【雑色】ゾロ

OTC大田区)企画 -#003-】


糀谷の次は京急蒲田で一旦乗り換えて一駅目、
雑色へ向かいます。
蒲田や大森は最近開けてきており
周辺の住民が買い物に来るような町になってきていますが
雑色は昔からあまり変わらない雰囲気です。
地元民のための町、という印象です。


雑色は京急の駅を挟んで東西に商店街が伸びています。
目印としては東の商店街は屋根つきアーケードで
西の商店街は屋根なし青空ショッピングです。
こちらのゾロさんは東口にあります。



さて「雑色」という地名ですが
これは律令制における役職の名前です。

天皇の秘書役である「蔵人」の見習いをしている下級役人を「雑色」と呼んでいました。
蔵人の手足、使い走りということですね。

「雑色」という言葉は時代の変遷とともに種々雑多な業務をこなすした働きの人々、
といった意味合いに代わっていったようです。

昔々、そんな雑色さん達が雑色駅のあたりに集住していたようです。