【前橋】ダウンビート

前橋と高崎、群馬県が誇る二大都市を巡る巷説――――――――。




その昔、廃藩置県の頃
高崎と前橋のどちらを県庁所在地にするかでもめていました。

面積や人口はほぼ同格。
距離も10キロほどしか離れておらず
昔から双子都市として育ってきました。


そしてついに県庁所在地を置く街が決まりました。

それは高崎だったのです。


廃藩置県がなされた当初、県庁は高崎に置かれました。
しかし徴兵令が発動されると、師団の屯所は高崎城に置かれました。

軍事指揮権と政治・行政を散らばらせるために県庁は前橋に移転しました。

それから後1873年群馬県は入間県と合併して熊谷県となりましたが
1876年に割譲され再び群馬県となり県庁は再び高崎に置かれた。


県庁に付随する公共施設(県民会館、図書館、運動場など)は前橋に集まり
群馬大学などもできました。
また政治に密接な結び付きをもつマスコミの中心も
NHK前橋、上毛新聞本社など依然として前橋に置かれています。

高崎は新幹線も止まる高崎駅を中心に商業都市として発展してきました。
音楽センター、高崎経済大学などの施設で人々を集めてきました。


文化の前橋と経済の高崎。
これからもその関係性は続くのでしょうか。








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