【日ノ出町】ルドーメン


日ノ出町駅前に古〜くからある喫茶店です。


みなとみらいが横浜の「陽」の部分だとすると
野毛〜日ノ出町〜黄金町は横浜の「陰」の部分です。

ただしその「陰」はとてつもなく魅力的な輝きをギラギラと放っていることを
ここに強く述べておきます!

そもそもみなとみらい地区が開かれはじめた
80年代後半・「横浜博」以前の横浜を知る人にとっては


「横浜」イコール「関内とか伊勢佐木町」の方程式しかありませんでした。


いま世の中にある「横浜」イコール「おしゃれ! 綺麗! デート!」というイメージの方が
横浜の歴史からするとずっとあとに醸成されたものなんですね。



旧来の横浜の印象としてもう一つは中華街があります。
ところがおもしろいことに60歳以上の方と中華街の話をしていると必ず
「ああ中国人街ね」と表現することです。
飲食店の林立する中華街が定着する前は
単に中国の方が集住するエリアであったことが窺い知れます。



というわけでこちらのルドーメンさんは横浜の夜の闇をずっと見守ってきたお店です。



店名の「ルドーメン」はフランス語”Le Demain”で
意訳すると「明日に希望」という意味だそうです。
ラテン語の"Dum Spiro Spero"みたいなものなんですね。