【栗橋】子猫
電車の乗り換え時間まで少し間が空いたので駅を降りようと思ったのです。
駅前のロータリーに純喫茶があることは駅のホームからチェックしていましたので
迷わず改札を飛び出しました。
かわいらしい外観にかわいい名前。
これはきっと上品な女性店主によるものかな、と思いながらドアを開けてお邪魔しました。
予想は的中でした。
お店ではちょうど愛想のいいママさんと従業員の方が常連さんと談笑していました。
そのあたたかい空間を少しだけ分けてもらい
店のはじでぼんやりと列車の発車を待つのでした。
こんな穏やかな時間が続くのなら待ち時間も悪くないな、そう思いました。
携帯電話が普及していなかった時代、
純喫茶はよく待ち合わせに使われていましたが
もしかしたらその時間はかなり贅沢なものだったのではないでしょうか。
「ただ待つために喫茶店に入る。」
そんなゆとりを現代にも継承していきたいものです。
贅沢な余韻に浸りながら、鹿沼への旅をつづけました。
純喫茶保存協会・オフィシャルtwitterアカウント
宜しくお願いします。
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